1.令和5年度 高砂市学校教育の基本方針について
日本維新の会の横田英樹でございます。通告順に従いまして、一般質問をさせていただきます。
今回は、高砂や この観光に 帆を上げて、これは県立加古川東高校のSTEAM特別講座高砂班という4名の学生さん、生徒さんたちが、高砂の創生アイデアコンテストという全国で550校、580チームぐらいのその中から、大臣賞の次の優秀賞、それから全国で2位の政策、アイデアコンテスト優秀作品を取られた作品です。これを紹介すると同時に、この紹介と考察、それと着地型体験観光についての提言をしたいと思います。
2つ目は、高砂市における今後10年間の人口動態についての検証もやらせていただきたいと思います。
それでは、よろしくお願いいたします。
画面のほう、よろしくお願いします。
これが表紙なんですけども、去年の3月15日に内閣府の地域創生推進局というところが主催しまして、今申し上げた地域創生の政策アイデアコンテストに応募され、580チーム中、2位、準優勝を取られたアイデアコンテスト、政策です。
これは、RESASというのがありますけども、RESASのデータを利活用したものを上げながら、テーマを進めていくということで、RESASというのは、産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化をした、デジタル田園都市国家構想の一部を構成する地域経済分析システムであります。
次のページなんですけども、これは飛ばしまして、そのRESASを基に、高砂市の観光を見てみますと、1年間、何とたった3回しか検索されていない。検索された先は、いずれも鹿嶋神社というのが高砂市の実態といいますか、もともとそんなに検索数は多くないんですけども、高砂市でちょっと寂しい結果かなと思ってます。
ただ、高砂市の観光資源というのは、高砂町を中心に、高砂町の江戸中期から昭和初期までにかけて発展をしていった、いろんな中での資産がたくさんあるというのは皆様方、ご認識のとおりかと思います。
その中で、高砂班なんで、高砂町にスポットを当てて、観光、着地型体験観光に関する潜在能力というのが高砂町にたくさんあるということを指摘され始めたわけです。
その右側の画面のところ、1906年の下のとこ、高砂町は昔、繁栄が起こった高砂町、旧の高砂町、西畑とか浜田町とかはちょっとどけて、昔からの碁盤の目状になっている高砂町は、ほぼUSJと同じ面積らしいです。その中で、今申し上げた、上のいろんな高砂市の観光資源があるというところを、これで説明してます。
高砂町の様々な時代の建造物がパッチワークのように密集しておりますが、それを同じ加古川東の高校生にアンケートを取ったところ、高砂市の近隣地域在住の校内320人にアンケートを取りました。
その中で、複数回答なんですけども、高砂市のイメージとして知ってるものを全て選んでください。複数回答であります。そしたら、イメージとして、1番が、分からないというのが1番。2番目が、工場がたくさんある。3番目が、万灯祭。同じく、同じようなレベルでブライダル都市と竜山石、それからレトロな町並みというのが、アンケート結果です。
その中で、高砂町にある建物で知っているものを全て選んでください。これも複数回答です。その場合に、高砂神社が104、後は、工楽松衛門旧宅でも32名ですね。370人にアンケートを取ったんですよ。複数回答でも、この人数。古民家カフェでも32名、高砂銀座商店街も32名。高砂町の建物はあまり知られていないという話で。
では、実際に高砂の観光に関わる人たちはどう感じているのかということで、政策部の方とか、あと観光交流ビューローの和田さんとかにアンケートを取って、ご協力をいただいております。
その中で、高砂市というのは、観光に消極的なのかというようなところでの疑問を持たれる中で、これがどうなのかというところで着目して、今からの説明に入ります。
まず、これを見てみますと、高砂市の観光って、日帰りが9割。1泊、泊まるのと日帰りでは、3分の1の経済効果しかないわけですね。ほとんどが、高砂市に来られる方は日帰りが9割以上を占めているということになります。
なぜ高砂は観光に消極的なのかということで、消極的な理由は後で述べていきますが、観光を重視しても得られる利益が少ないことが、市の観光への取組につながっているのではないかと。事実として、これもRESASのデータですが、市役所も提供しておりますが、兵庫県内では、観光客数ランキングは41市町のうち、30番目になってます。それで、令和4年度の兵庫県の観光客動態調査結果速報値というのが出てるんですけども、令和3年度と4年度を比べれば33%アップになってます。コロナが明けて、人が動き出したというところが原因だと思うんですけども、その中で高砂市は、これで見ますと、約60万人ぐらい、年間、令和3年度の入込客数が。その最大が、多分、鹿嶋神社だと思います。
それで、神戸市は圧倒的に、当然観光地が多いんですけども、宝塚、西宮、淡路、三木、姫路、明石というところが、意外なところだと思うんです。特に宝塚市が意外、西宮もです、意外に多いなというふうに思って、見たんですけども、西宮は、1番は阪神甲子園球場、これが年間約350万人来ていると。2番目が、淡路市の伊弉諾神宮が2番目で250万人、年間。3位が明石公園、これ220万人。4位が宝塚で、宝塚北サービスエリア、新名神の、これが220万人。5位が西宮神社、えべっさん、これは210万人。6位が宝塚、宝塚が順位の中に2つ入ってて、西宮が10位の中に3つ入ってるんですね。6位が宝塚市にある清荒神、200万人。7位が淡路市、淡路市2つ目ですね。淡路のハイウェイオアシスが140万人。8位が神戸市のフルーツ・フラワーパーク。9位が西宮で3つ目なんですけど、甲山森林公園、これが110万人。10位が、お近くの三木市にある三木総合防災公園、これが100万人来てるんですよね、三木で。これ3年連続ずっと、コロナ禍でも100万人は超えてるというようなところがあります。あと、三木はゴルフ場が多いので、ゴルフ客も非常に多いんじゃないかと思います。そういうような中で、高砂市が約60万人ということになっていると。姫路は400万人なんですけども、インバウンドの影響が大きくて、令和4年には700万人に回復しているというふうになってます、県のデータでは。こういう形が、県の入込客数の順番で、高砂市は、兵庫県内での41市町中、30番目というところです。
次のデータが、これがRESASで全産業の売上高のデータになるんですけども、これも非常に高砂市珍しい数字で、建設業、これ2021年のデータなんですけど、建設業が26.8%、製造業が18.7%、卸売・小売業が18.5%ということで、建設業が産業構造の中で26%あるのは、調べてみると、兵庫県で、新温泉町の36.4%、これが一番で、高砂は26.8%、2番目なんですね。兵庫県市町の41町中、2位で、建設業の割合が高い。これ突出して、新温泉町と高砂が高いですね。製造業が2位、卸売業・小売業が3位ということで、観光業、これがちょっと多く見積もられてて、実際は1%ぐらいだと思います、観光業のマーケットが。
高砂市の全産業の売上高が年間で約3兆円、売上合計が3兆円になります。1%ということは、300億ぐらいの観光のマーケット、飲食も含めて、観光のマーケットになっていると。建設業が一番高いというのは珍しい。これは、ずっとこういう傾向続いてるんですけども、やっぱり浜手の大企業の中でも協力会社が多くて、その中でしっかりと経営されてて、建設業というのが多いかなというふうなこと、1つの一因かも分かりませんけれども。
姫路が、こういう流れ、製造業があって、卸売業・小売業、建設業の順番。ベスト3の順番はほとんど変わりませんけども、3位の中には、これがほとんど入ってるんですね。姫路も2%ぐらいです、観光業というのは、あれだけ来てても。でも売上げが、年間40兆円、姫路が。40兆円あるんで、2%としても8,000億円のマーケットがあると、観光で。8,000億円からした、金額からしたら非常に大きな効果があるのかなというふうに感じます。
ちなみに、加古川は、総売上高が10兆円、観光のマーケットは1.2%なんで、これも1,200億円ぐらいの売上げになります、観光業でね。これも傾向で見れば、今申しましたように、高砂が非常に、全産業別の構造を見れば非常に珍しい構造であると。高砂市の例、兵庫県で2つしかない、建設業がトップにあるというのは。というのが、珍しい、何かというのははっきり分かりませんけども、こういうようなデータが残ってます。
観光業にしても、やはりなかなか1%とかなんでマーケットも小さいし、それがゆえに、それに力を入れにくいと。入れても効果がなかなか少ないというのは、改めて理解をしたというような状況です。
それで、次のデータ、これ春増議員のデータとちょっとダブるんですけど、偶然。収益だけを求めればいいのかというところでウェルビーイングのデータを見てみました。地域幸福度指標のことで、市民の暮らしやすさとか幸福度を指標で表すというもので、左が高砂市、ちょっと大きくしますけど。主観と客観があって、主観というのは、高砂市の方が、高砂市をどう見ているかと、高砂市民の方がね。客観というのは、高砂市以外の方が、高砂市をどう見ているかというのが客観なんです。客観が緑の線、主観がだいだい色の線なんですけども。これ24項目あるんですけどね、判断材料が。事業創造、医療・福祉、買物・飲食から雇用・所得というので24種目あるんですけども、その中で、ほとんど緑が高いですね。というのは、主観よりも客観のほうが、数値が高いというので、周りから見られてるよりも自分とこを見たほうが、何かちょっとその自虐感といいますか、そういうのが何となしにあるのかなと。高砂市なんてというふうに思ってる方が結構いらっしゃるのかなと。それは、そんなにでもないんですけども、やはり政策のPRとかいうのが、しっかりやってるんですけども、なかなかそれが市民に伝わってないというのが、1つの傾向かなというふうに感じます。唯一、だいだい色の線が緑を超えているのが、雇用・所得のところが唯一超えてると。だから、安定的に雇用されている。ある意味、所得もそれなりかなというふうに思います。
片や、これ明石なんです。明石は、客観よりも主観のほうが、ほぼ高いですね。突出してるのが、やっぱり子育て、初等・中等教育、地域行政が突出しているんです。今、北野議員がおっしゃったように錯覚かも分かりません。
こういう形で、加古川も比較はできるんですけども、見やすいところで明石と比較したら、こういうような差があるというところで、それのまとめとしては、明石市と比較して高砂市は、市民の幸福度が低いと言える。また、高砂市の政策に対する市民の評価が低いと言える。
それで本当にいいのか。十分な収益がある高砂市だからこそというのが、これはちょっと時代が違ってて、非常に収益については厳しい高砂市でありますが、それも含めて、そのお金を使いながら、しっかりと基盤整備ができているというところを告知をしながら高砂市の人気を上げていく、及びこの主観と客観を逆転させていくというところが、ウェルビーイング指数のアップにつながるのではないかなというふうに感じてます。
次に、ウェルビーイング指数を上げる必要があるのかという中で、大幅な人口減少があります。そして工場の数も減少してるんですね。その中で、高砂市の工場も減少傾向があり、現状では安心できてないという中で、不安材料いっぱいありますけども、その中で、お金をかけただけしっかりと資産が積み上がって、より安心できるまちだということをもっともっとアピールすれば、高砂市に来ていただける方が、ほとんど増えるんではないかなというふうに感じております。
今までの中でまとめとして、高砂市に誇りを持った市民の協力は、必要不可欠です。ウェルビーイングを上げる必要がある。高砂市に誇りを持った市民を増やすには、高砂市の揺るぎない象徴が必要です。高砂市の象徴になることができるのは、高砂町なら、高砂市の象徴になれるということで、この高校生は判断されてるわけですね。
高砂町を象徴するために、ターゲット、大学、若い人、若い社会人、インフルエンサーらによる高砂町のほかにない魅力、様々な年代の建造物があるではないかと。高砂町のほかにない魅力は、昼の観光と夜の観光、これを、この3つの特徴というのをプラスして、ターゲットでないような大学生及び若い社会人にアンケートを取りました。
内容は、大学、大学院生が53名、社会人が7名なんですけども、あなたが観光に行く際に情報源として活用するツールは何ですか。こんなんですね。インスタグラムが圧倒的、フェイスブックはみんな見ない。インスタグラム、ツイッター、ユーチューブ、Googleでの口コミ等がほとんどです。
高砂にある建物で知っているものを全て選んでください。これ複数回答可です。中で、生石神社、鹿嶋神社、高砂神社、神社・仏閣が全面、ほとんどで、あとはほとんど知られていない。工楽松右衛門旧宅も、5人しか知ってる人がいないというようなアンケート結果なんですね。
まとめとして、大学生・社会人は、観光の際にSNSを活用することが多いことが分かりますが、インフルエンサーになり得る層で、ターゲットにすることで、SNS上で高砂市への注目が高まる必要があると、可能性があるというところで、高砂町の魅力、観光客のニーズに沿った観光資源。知名度とニーズに大きな差がありますと。知名度は低いんですけどもニーズはありますよということをここで言ってるわけですね。
これには観光客を呼び込む潜在能力がありますということで、昼の顔、これは冒頭に申しました高砂町の旧町並みを活用して、そこをぶらぶらしながら古民家カフェで楽しんだり食事をしていただいたりという中で、資産及びその新しい、古い建物、歴史ある建物、工楽邸を中心としたそういう建物を街ブラしていただくというのと、夜は、工場地帯の夜景をヨットで回るということも、ヨットクラブが高砂町に2つあるんで、その方たちに協力いただきながら、その一つに僕入ってるんで、ヨットに乗っていただいて、こういう夜景を見るということも、コースとして組めば、見ていただける可能性あるのかなと。及びこういうのをふるさと納税にして、ふるさと納税の返礼品にして、一応対応していくというのも一つの方法かなというのというのと。
一番大きなのは、何といっても万灯祭。それから、ナイトファンタジーイリュージョン、これ大きなイベントがあって、大成功を収めているイベントなんで、こういうのをきっかけにして、これを磁石にして、それぞれの観光地及び名称について、誘客をしていくというところが、観光客・リピーターの増加になるというところはあろうかと思います。
ただ、今申しましたように、マーケットが非常に小さいですね、1%に満たないようなマーケットになりますので、なかなか今までの中でずっと行ったり来たりしてるんですけども、行政当局として費用対効果の中で、なかなか前へ向いていかないというふうな中で、これ1つ目の質問になるんですけども、今申し上げた感想についてどう思われたのかなというのが、1つ目の質問です。
2つ目が、その中で、民間の方たちに頑張っていただいて、高砂市の着地型観光で、名所ないんで、高砂町全体を名所として、街歩き、街ブラをしていただく、及び夜の観光をしていただくという中で、高砂市観光交流ビューローを、扇の要として、いろんな、まちづくり協議会とか、いろんな団体がありますよね、そういうところとまとめる中でしっかりと、小っちゃいながら行政に頼らずに民間でそういうことを盛り上げていくということをやっぱりやらないと、なかなか前へ行かないなというふうには、改めて思いました。
その中で、ビューローの事務局長というのが、結構、要になってまして、そのビューローの事務局長というのが、継続雇用ができれば、有能な方の継続雇用ができれば、ビューローの継続的発展にもつながり、それが高砂市の着地型観光の継続的な、継続的・持続的な発展につながる要素かなというふうに思ったんで、観光交流ビューローの事務局長の、有能な人材の継続的雇用というのを確保するためには、市職員の方の再任用のルートがつくれないかなというふうには思います。それに対していかがかなと。今の事務局長も、全然観光には、観光畑ではなくて普通の企業のサラリーマンであって、来られて勉強されて、そういう中で思いがあればできると思うんですね。だから、今持ってる能力というよりも、その思いがあれば何とでもなるというような形かも分かりませんので、それも含めて、そういう再任用のルートは取れませんかというのが2つ目の質問であります。
それと、最後になりますが、今後の展望について申し上げますと、提案によって来訪者数や観光客数や観光業の収入が増加をします。市民が高砂のにぎわいを、数字だけでなく肌で感じる。市民が知らなかった高砂の魅力を発見していく。高砂という町への誇り、この町に住んでいてよかったという感覚の実感をする。市民の幸福度、ウェルビーイング指数の向上、お金では買えない新たな高砂の価値の創出が高砂市の未来を変えるというのが、この政策アイデアコンテストの内容であります。簡単に説明をさせていただきました。
これも580チーム中2位なんで、それなりの値打ちがあるというか、それを素直に受け止めて、学べるべきことは学ぶという素直な態度で接しながら、何かできることはないかなということで、今後も民間の活力をフルに発揮しながら、その実現に向けて動かなければならないなということを感じてます。その中で、今申し上げた観光ビューローの事務局長についての市職員の方の再任用のルートは、いかがでしょうかということをお伺いいたします。
大きな項目の2つ目、これが国立社会保障・人口問題研究所の人口動態でありますが、国立社会保障・人口問題研究所のデータというのは、当たりますというのは何度も申し上げてますが、ゼロ歳から14歳、15歳から64歳、65歳以上、65歳以上の中で75歳というのもあるんですけども、3つで、括弧で1つやから4つの人口の枠があって、その中でも人口が、2025年の国立社会保障・人口問題研究所の予測が、ゼロから14歳が9,800名、およそ。2035年、10年後にどうなるか、2,000人減るんですね。2,000人減ります、ゼロ歳児から14歳児が。ということは、6歳から14歳まで、小学校、中学校の生徒さんは、全部で6割とすれば、1,200人減るんです。これ必ず減りますから。今、ゼロ歳の人というのは確定してて、自然増がないわけですから。社会増減はありますけども、どっちかというと社会減のほうが多いんで、引っ越しされてという方がいらっしゃるかも分かりませんけども。1,200人から1,300人が必ず減るということになります。15歳から64歳、これは今から10年後に4万8,000人が4万2,000人、6,000人減ります。65歳以上は、増減なし。65歳以上の中で75歳以上の方は、ここで初めて人口が700人減ります。でも65歳以上は一緒なんですね。後期高齢者の方は減っていくというような環境で、2025年から2035年にかけての10年間では、8,000人高砂市の人口が減ります。これ必ず減ります。申し上げたように、努力は当然しますが、他市町もやってるんで。ゼロサムじゃなしに、マイナスサムなんで、日本の人口は減ってるわけですから、よっぽど違うことをしないと増えない。増えたとしても、それはお金のために増えてるだけで、構造的に高砂市に継続的に住んでいこうという形はなかなか難しいと思うんですね、高砂市の財力もってすれば。そうじゃなしに、住み続けたいまちにならねばならないとというような政策を取らないといけないということになると思います。
その中で、当然、学校の統廃合も含めて考える及び財政での歳入歳出の絡みを考えれば、全年代ごと、国立社会保障・人口問題研究所は5歳ごとじゃなし、ゼロから14、15から64という流れですけども、できれば全年齢ごとの人口をはじき出して、これは可能だと思うんです。はじき出して、その中で、詳細なデータをつくりながら、年代ごとの人口を割り出して、行政経営プランを立てていくということ。この予測を常に計画時の判断基準として、2035年、8,000人減る高砂市に向けて、10年後の姿をしっかりと認識していきながら、その人口動態も交えて、確認をして、政策立案していかないといけないなというふうには考えてます。それについての質問をお願いしたいというふうに思います。
以上で、壇上での質問を終わります。よろしくお願いいたします。
6番、横田英樹議員の一般質問にお答え申し上げます。
大きな項目で2つありました。2番目の高砂市における今後10年間の人口動態については私のほうから、それ以外については担当部長から答弁いたしますので、よろしくお願いします。
まず、私のほうからです。
本市の重要な課題である人口減少に関連する課題につきましては、令和5年に公表された国立社会保障・人口問題研究所による将来人口推計において、前回の結果から上方修正される見込みとなったものの、将来的には大幅な人口減少が見込まれている状況でございます。
このような全国的に人口が減少していく状況の中、議員からのご指摘にもありました身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを示すウェルビーイングは、近年、新たな価値観として注目されております。
国では、人々の満足度の観点から、経済社会の構造を多面的に把握する取組として、2019年から満足度・生活の質に関する調査を実施しており、経済社会状況について、GDPだけでなく、満足度・生活の質に関する幅広い視点からの見える化として、地域幸福度Well-Being指標を公開しております。
任期2期目において、私が目指しております、先輩世代・現役世代・未来世代 全ての皆様の笑顔あふれるまち たかさごを実現していくために、人口減少社会においても幸福に暮らせるまちづくりを進めていくことが、非常に重要であると考えております。令和5年8月に実施いたしました市民満足度調査においては、新たな項目として総合的な満足度を追加しておりますが、令和8年度から開始する第5次高砂市総合計画後期基本計画の策定においては、地域幸福度Well-Being指標も参考にしながら計画を策定してまいりたいと考えております。
人口動態を予測していくことは、市のあるべき姿、ありたい未来を描いていく上で、また、税収や施設管理などの各計画を策定していく上で欠かせない要素であり、将来人口推計は、判断基準として重要な項目となります。また、年齢構成も重要であるため、判断基準として意識をしていかなければなりませんが、全年齢別の人口予測につきましては、将来人口推計が5歳ごとに区分された推計であるため、精度の高い予測を行うことは困難であると考えます。
しかしながら、年少世代、生産年齢世代といった世代区分による人口動態、現時点での年齢別人口や出生数などによる大まかな予測を行うことにより、対応してまいりたいと考えております。
前期基本計画で見えた課題を踏まえながら、現在の重点評価指標等の見直しも検討し、人口に関する目標達成を目指すだけでなく、市民の総合的な幸福度が向上する住みよいまちを目指して、後期基本計画を策定してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。
私のほうからは、加古川東高校の地方創生アイデアコンテストについて、ご答弁いたします。
昨年、加古川東高校の依頼を受け、高砂市の観光資源についての説明やプレゼンに使用する観光施策に関する統計的なデータや画像の提供、また、当日の加古川東高校に対する応援動画などの作成など、加古川東高校の皆様の発表に向け、シティプロモーション室において支援をさせていただきました。
ご紹介いただいた高校生のプレゼンの感想といたしましては、まず、加古川市の高校生が、高砂市の高砂町に注目し、考えていただけたことが本当にありがたいことだと感じております。
また、今回の地方創生政策アイデアコンテストの発表だけではなく、ほかにも市内の高校生によるスマホ講習会やボランティア活動など、地域における課題を見つけて行動する高校生がいらっしゃいます。例を挙げますと、昨年度、高砂南高校の2年生の皆様が、高砂市の課題解決を考え、実際に自ら地域に入り、実践いただいておりました。高校生のこれらの行動を頼もしく思うとともに、若い世代の皆様が、自身が望む未来を自らづくり上げていく力をつけるために、市としてできる限りの支援をしていきたいと考えているところです。
全体を通した感想としましては、審査員の方が当日指摘されていましたように、これを誰が関わり、やっていくのかがポイントであり、高砂でご縁ができた高校生の皆様が、将来、何らかの形で高砂に関わり、行動していただけるときが来ることを楽しみに感じ、期待しておるところではございます。
次に、着地型観光とビューローの持続性・可能性についてでございます。
まず、先ほど話のありました職員の再任用の職員が、観光ビューローにというような話でございます。そこの部分につきましては、市職員を高砂市観光ビューローに派遣するというような形になろうかと考えますが、専門的な観光業務を行うのであれば、委託または補助という手法で実施を検討することになり、また、市職員をビューローに派遣するのであれば、市職員の派遣の必要性について十分に検討しなければなりません。
市職員を公益的法人に派遣する場合は、その公益的法人において、市職員としての知見や経験が必要であるという判断が求められております。
旅行・観光業に関しての専門的な知見というのは、市役所ではなく民間にあると認識しており、現在、観光振興目的とした市職員の派遣は考えてはおりませんが、ビューローの運営への支援や連携につきましては、引き続き行ってまいりたいと考えております。
先ほども申し上げましたが、このデータで学ぶことというのが多々あります。RESASのデータもそうですし、ウェルビーイングにおいてもそうですが、この当局との話の中で、ウェルビーイング指数についても、まだサンプル数は少ないんですね。加古川と姫路は、政府から言われて、多くサンプルを取ってるんですけども、まだ高砂市少ないので、その辺は、市がやってるアンケートのサポート役にもなりながら、そのサンプル数を増やしていって、精度を上げていくと。非常に細かな判断指数というのがありますんで、それを基にしっかりとやっていただくことによって、高砂市にお住まいの方に対してのアピールをする中で、高砂市の方が思っているほど高砂市は悪くありませんよというようなことをしっかりとアピールしていくというふうなことが必要かと思います。それにつきまして、最後、市長一言お願いできますでしょうか。
私も、加古川東高校の皆さんのプレゼン、聞かせていただきました。やはり市外の方がほとんどでしたね。高砂市にとって、観光で来ていただいてる方も意外と市外の方が来られたときに、ある意味、高砂市の魅力というのをいろんなことで聞いた経験もございます。
そういった中で、やはりこれからの高砂市としてどう取り組んでいくかということもやはり観光交流ビューローの皆さんとも協議をしながら、高砂市の魅力発信に向けて、これからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。
それでは、これをもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもご清聴ありがとうございました。