市議会議員になってまもなくの2018年11月、高砂市の防災訓練で初めてこのパンと出会いました。
県立松陽高校の生徒さんに試食をすすめられていただいてみました。
美味しいので開発の経緯を伺うと、防災ボランティアチームの先生の指導のもとみんなで考え、トライアンドエラーを繰り返し試作品が完成したとのことでした。
立派な取り組みだと感心しました。
私は前職で商品開発に携わっていましたのでそのご苦労が感じ取れ、かつ商品化に向け何かお手伝いができるのではと思いました。
商品は想いがあれば作れますが販売は想いだけでは難しいのは嫌というほど経験していましたから。
そこで、指導されている先生がお付き合いされていた日本での防災缶詰パンの大手メーカーとの製造委託契約を提案し、それが承諾され、ネーミングも「松の陽だまりパン」と松陽高校名を連想させるもの(これも生徒さんからの応募によるものです)に変え、それなりのマーケティング態勢を整えることをサポートさせていただくことができました。
松陽高校は第四回現代ビジネスプランコンペでは最優秀賞受賞、商業高校生徒研究発表大会兵庫県大会で最優秀賞受賞しました。
現在も継続して販売され、ご購入いただいたお客様の防災意識の向上に役立っていると聞き、嬉しく思っております。
2019年(令和元年)7月8日の神戸新聞に掲載されました。