私は高砂市に対して次のように提案します。
「市民病院の存在そのものを守る」のではなく、「市民の医療を守るために、市民病院の役割を変える」という理念です。
具体的には、フルセット主義から撤退し、回復期・地域包括ケア・緩和ケア・透析・訪問診療・訪問看護・平日時間内救急に集中する。そのうえで、脳卒中・心筋梗塞・重症外傷・周産期などは圏域連携を明文化し、市民への説明責任を果たす。
これなら、持続性では医師確保しやすく、経済性では固定費を抑えやすく、命と健康の面では「救急後に地域で支え続ける力」が強くなります。
高砂市の最適解は、単独完結型の病院維持ではなく、広域連携を前提にした“小さくても強い市民病院”への転換です。
そして、移転建て替えについては、あらかじめ結論を出すのではなく、段階的に検証し、最適なタイミングで判断するべき課題であります。
国県の医療行政の方向性を見極め、厳しい財政制約のなか、病院経営の持続可能性を極限まで高めてからでも遅くありません。
これは縮小ではなく、高齢社会に合わせた再定義です。市民にとって本当に必要なのは、何でもできる病院ではなく、必要な時に確実につながり、戻ってきた後もしっかり支える病院です。
さまざまな観点からご説明させていただきます。



