前回、市民病院は民営化によって経営改善が見込めるとお伝えしました。その続きです。建替えの概算事業費は、現時点で約137億円。ただ、いまの物価高騰の中では、150億、160億へと膨らむ可能性があります。しかもこの計画は、高砂市の文化活動のよりどころである文化会館を取り壊し、その跡地へ病院を移すというものです。それだけの決断を、経営改善の結果を確かめないまま今決めてしまう必要が、本当にあるのか ― 私はずっと疑問に思っています。
市民の皆さんの税金を無駄なく使うという観点に立てば、まずは民間による経営改善で黒字化するかどうかを、5年ほどかけて見極める。そのうえで、新しい病院の形を決めればいいと考えています。5年後には、東播磨の医療圏域の姿も、人口の状況も変わっています。その時点の実情に合わせて「どんな病院が必要か」を判断する方が、無駄なコストをかけず、本当にあるべき病院に近づけるのではないか。それが今の私のイメージです。次回へ続きます。
